<< 006『すべてがFになる』 | main | 008『四季 夏』 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - |
007『真綿荘の住人たち』
そんなに強くないお酒を飲みながら、とろんとした気持ちで読みました。

* * *

「真綿荘」という下宿先で繰り広げられる、住人たちの日常オムニバスといった作品。大学入学を機に、北海道から東京・江古田に上京してきた大和君の話から始まる。

感想は、そうだよね、日常生活も恋愛もままならないものだよね、という共感。

真綿荘の大家である綿貫さん(キレイな大人のお姉さん)が「内縁の夫」と呼ぶ画家の真島さん。そのふたりの関係性といい、好きな人にはいつまで経っても恋人になることはできないことといい、結局違う人と付き合うことといい、恋愛のかたち。誰に対して、どんなシチュエーションに対して共感したというわけではなく、そのままならなさに共感。

真綿荘の真綿って、じわじわ苦しんでることに対する暗喩かと思っていたけれど、真島さんと綿貫さんの頭文字でもあるね。偶然?


島本理生の小説は安定してるのに表現が丁寧で、日常なのにマンネリじゃなくてとても好きだなぁ。今作は今までの小説とは少し毛色の違ったお話だったように思う。最初は若干戸惑ったけれど、さらっと入り込めて良かった。

…各章で住人たちのことが語られるから一人称が変わるのはわかるのだけれど、この大和葉介くんはずっと「大和君」と語られていたなぁ。
誰目線だったのかしら。

JUGEMテーマ:読書
| 【本】 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | - | - |









http://39mirai.jugem.jp/trackback/3899