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塩の街
評価:
有川 浩
メディアワークス
(2007-06)
Amazonおすすめ度:
第10回電撃大賞大賞受賞作で、有川浩氏デビュー作。
して、「自衛隊三部作」の"陸"です。

謎の飛来物により、多くの人間が塩化していく渦中を描いた作品。
『空の中』のSF要素には巧い設定がついていたのに対して、今作は敢えて原因などに辻褄の合う深い設定が設けられていません。しかし、その世界観と登場人物たちの台詞にどんどん引き込まれていきます。

もともと「俺が世界を救う!」みたいな大仰なこと言ってる人やそれに準じた偽善的考え方が大嫌いです。口では"キレイなコト"言ってるつもりかも知れないけれどあたしにはそのエゴが毒に思えて仕方がない。有川作品が好きなのは、そんなエゴをばしっとメッタ斬るキャラクタが必ずいてくれているからなのかもしれない。

守っているようで守られているという表現が本当に良かったです。

電撃文庫といえばTHE☆ライトノベル!ってイメージですが、こうしてハードカバーになって読んでみると、ライトノベル色が消えるのは何故でしょう。
作者は「大人のライトノベルがあったっていいじゃない!」という人らしいので電撃文庫からのデビューも頷けますが、ライトノベルじゃなくちゃ売れない作品とそうじゃない作品とあったら、有川作品は後者じゃないかと思います。むしろ敢えて挿絵とか入れないでほしい。
本編大幅改稿、番外編短編四篇収録ということなのでこの単行本のまま再び文庫版が出たらうれしいなぁと思います。


JUGEMテーマ:読書
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